こんにちは、タツヤです!
今回は油絵にチャレンジしてみたい初心者の方向けに基本的な道具と書き方を紹介します!
道具紹介
・キャンバス
油絵のキャンバスは基本的には麻100%のキャンバスが好ましいです。
綿を使用したキャンバスは麻より安価に購入できますが、湿度によって伸縮してしまうので油絵を描くにあたっては不向きと言えます。どちらかというとアクリルを描くのに向いているキャンバスです。
・油絵絵具
初心者の方はクサカベ絵の具から試してみると良いと思います。
他の絵の具より安価に購入できますし、手に入りやすい絵の具だからです。
ただクサカベ絵の具は安価に購入できますが基本的に複合顔料がメインになります。
※複合顔料とは一つの絵の具に複数の顔料を使用していることを指します。
もっと絵の具にこだわりたい方はマツダスーパー絵の具をお勧めします。
ほとんどの絵の具が単色顔料で絵の具が作られており、色鮮やかな絵の具が多くそろえてあります。
絵の具をつくる企業によって同じ名称の絵の具でも全く違う色に見えることがよくあるので、購入する前にしっかりサンプルを確認してから購入しましょう!
・油絵専用の筆
油絵の筆は基本的に軸が長いのが特徴です。
油絵はイーゼルという台にのせて絵を描くので筆が長くないとうまくかけないからです。
それに比べて水彩の筆はテーブルで描くので筆は通常サイズの長さになります。
・パレット
木のパレットが主流ではありますが、最近では使い捨てのできる安価な紙パレットを使っている方が増えてきています。どちらでもいいですが、初心者の方まずは紙パレットで問題ないかと思いますし、掃除する手間が省けます。
・ペインティングオイル
溶き油には描く手順によって溶き油を変える必要があります。
なので用意する油も三種類ぐらいは必要です。
※揮発性油(テレピン)
※乾生油(リンシード)
※重合乾性油(スタンド リンシードオイル)
上の順から油の濃度が高くなってきます。
※濃度が高いと絵の具の定着が良くなり、乾燥後の皮膜には優れた光沢ができます。
ただ乾きが遅くなり、重ねて描くのが大変になるので先に揮発性油(テレピン)という溶き油を使い下書きを描くのがベターです。
揮発性油(テレピン)とはその名の通り揮発性のある油という意味なので、揮発性油を混ぜて絵を描くとすぐ揮発し乾きます。ですが絵の具のノリが悪いのであくまでも下書きとして使用します。
揮発性油の後に使用するのが乾生油になります。
先ほどの揮発性油を混ぜ粘性や濃度を調節して徐々に乾生油の比率を変えて描きます。
※こちらの乾生油のデメリットとしては、暗い場所で保管すると黄変する性質があるので、白や淡色の絵の具を使うときは注意が必要です。
またその黄変するのをあらかじめ防ぐため加熱加工した「スタンドリンシードオイル」を使用します。黄変を防げるのとより強力な粘膜を形成します。
また、より強度を増すために樹脂(ダンマルワニス※樹脂溶液)を塗る方もいます。
より艶が出て絵画の保護性が高くなります。
・ブラッシュクリーナー(油絵専用筆洗油)
文字通り筆をきれいにする洗浄油です。油絵は水彩とは違いもちろん水では洗浄できないので油絵専用の洗浄液を使用します。
これがあればより便利!
・速乾促成剤
油彩はどうしても乾きが遅いので乾きを待つだけでも3日~5日ぐらいはかかりますので、すぐ完成さ せたい方等にはおすすめです。これはパレット上で絵の具と混ぜて使います。
ただ注意が必要なのが使いすぎるとひび割れの原因にもなるので、何十年先もずっと絵画をきれいに保ちたい方はあまりお勧めできない道具ですが、趣味でとか練習でとかであれば得に問題なしです!
ちなみに上の画像のクサカベさんの速乾促成剤の「超速乾メディウム」は私もめちゃめちゃ使用してます。小さいキャンバスにちらっと描くときはほんと便利です。
まとめ
この辺があればすぐに油絵を描くことができますね!
私も油絵を描きますが画法によって使う絵の具とか筆の硬さにはこだわって道具を選んでいます。
画材の特徴等を理解して自分なりに選んで使ってみるともっと楽しくなると思います!
また、店舗には初心者用のスターターキッドもおいてあります。
中身は今回ご紹介した道具がだいたい一式入っているので、そちらを購入してみるのもありです!
今日から君も未来のピカソだ!!
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