みなさん、こんにちは。
女性は特に目にしたことのある日本で古くから使用されているデザイン「和柄」。一大ブームとなったアニメでも使用されていた柄は見覚えがある方もいらっしゃるかと思います。
浴衣や着物、更には100円ショップのアイテムにまで使われたりしている「和柄」は、日本の伝統文様のなかでも、規則正しく並んだものを指す言葉です。そんな伝統文様である「和柄」には思いが込められているのはご存じですか?
今日はその中でも5つ思いも含めてご紹介したいと思います。
市松模様
その柄が途切れることなく続いて行くことから、永遠や発展拡大、繁栄を意味する柄と言われています。市松模様はその「繁栄」の意味から、子孫繁栄や事業拡大など縁起の良い模様として沢山の人に好まれています。
麻の葉
六角の星型や、六角形が単独または連続している幾何学模様。魔よけの意味がある三角形「鱗文(うろこもん)」の集合模様でもあります。麻は生命力がとても高く、まっすぐに育つことにあやかったもので子どもの健やかな成長と厄除け、魔除けの祈りが込められています。
七宝つなぎ
同じ大きさの丸を四分の一ずつ重ねる柄のこと。この柄を上下左右に規則正しく連続させたものが「七宝つなぎ」と呼ばれます。更なる繁栄、子孫の繁栄、人の縁・関係性の円満を志向する縁起の良いことを意味しています。
矢絣(やがすり)
弓矢は、昔から武具としてだけではなく神事にも用いられ、矢絣の矢羽根には破魔矢の意味があります。破魔矢とは、初詣の際に神社から授与される矢のことです。これには、「不幸を取り払い 幸せを射抜く」という意味があるため、矢絣自体も縁起物とされています。
千鳥格子
勝負運と豊かさを意味する、縁起の良い吉祥紋の一つです。千鳥は「千取り」「千の福を取る」と言われ、縁起の良い柄と親しまれています。千鳥を格子状に並べ、単純化した千鳥格子は欧米ではハウンドトゥース(猟犬の牙)と呼ばれています。
いかがでしたか。
数えきれないほど種類があり、多くの日本人に愛される和柄。その中から5つ特徴や意味などを紹介させていただきました。
これから花火大会などで浴衣を着られるかたも多くなるのではと思いますが、意味を調べながら柄を選ぶのも一興ではないでしょうか。
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